【超ショート要約】武器としての交渉思考-瀧本哲史【読書】

武器としての交渉思考
武器としての交渉思考

目次

これまで日本を支えてきた「頭の良い偉い人が作った仕組みやルール」が、もはや通用しなくなってきているのです。

ー略ー

若い世代の人間は、自分たちの頭で考え、自分たち自身の手で、合意に基づく「新しい仕組みやルール」を作っていかなければならない。

そのために、交渉の仕方を学ぶ必要があるのです。

本文より抜粋

「何かを成し遂げたい・起業したい」という野望がある人はもちろん、「別にそこまでの野望は無いけど、人と話すことがうまくなりたい」という人も、ぜひこの本を手にとってみてください。

引用を交えながら、印象に残ったところをピックアップしてご紹介していこうと思います。

ジョブズやザッカーバーグは「大人の人々」からの支援なくして大きくなれなかった

世の中を動かそうと思うのならば、権力や財力のある人達を味方にして協力してもらう必要があります。

そのために、交渉を学ぶ必要があるということです。

「将来見込みがある若者」として、彼らから「投資の対象」と見なされる必要があるわけです。

本文より抜粋

『交渉』は自分の意見を押し通すことじゃない

交渉においてとにかくいちばんたいせつなのは、「相手の利害に焦点を当てる」ということです。

ー略ー

自分の立場ではなくて、相手側のメリットを実現してあげること。そのうえで自分もメリットが得られるようにすることです。

本文より抜粋

徹底的に準備してから交渉に入るべし

複数の選択肢(本書ではバトナと呼ばれています)を用意しておくこと。これが交渉の基本。

複数用意できたら、その中でどれが自分にとって一番良い選択肢なのかを考え、選んでおくこと。

「自分にとって不合理な合意を避けることができる」

事前に「最悪の結果」を想定できるので、心の中に余裕も生まれます。

自分と相手の立場を事前に分析することに寄って、8割方勝負がつきます。

交渉を有利にすすめる為の『アンカリング』

「交渉はどこからスタートするかによって結果がまったく違ってくる」

アンカリングとは、(略)「最初の提示条件によって、相手の認識をコントロールすること(もしくは、認識がコントロールされてしまうこと)」です。

非合理的な相手が交渉相手のときもある

人間は時に、非合理的な判断をするもの。
そういう相手との交渉も避けては通れない。というかむしろ、完全に合理的に物事を判断できる人のほうが少ないのではないかな。

非合理的な主張をする人の6つのタイプ

-「価値理解と共感」を求める人
– 「ラポール」を重視する人
– 「自律的決定」にこだわる人
– 「重要感」を重んじる人
– 「ランク主義者」の人
– 「動物的な反応」をする人

本文より抜粋

それぞれのタイプの詳細と向き合い方が解説されています。ここでは割愛しますが、これは別に交渉をするしないに関わらず必読です。

まとめ|言葉によって、相手を動かし世の中が変わる

「言葉こそが最大の武器である」

自分の外部にいる「他者」とつながり、連携し、行動をともに起すためには、外部で話されている言葉を学ぶと同時に、自分の言葉も相手に届くように、磨き続けなければならないのです。

本文より抜粋

在宅勤務になり、以前に増して他者と話をする事自体が減ってしまいました。
でもやはり、人と人をつなぐのは言葉であり、言葉によって「この人と一緒に仕事がしてみたい」「この人の事をもっと知りたい」という思いを抱くのではないでしょうか。

「私は別に起業とか世の中を変えるとか興味ないし」とお思いになるかもしれません。

とはいえもっと小さなところを見てみれば、フリーマーケットで値切ってみたり(これはあんまり無いかw)、転職活動で勤務体系や給与の交渉をしたり、しますよね。意外と普段の生活の中に『交渉』は隠れてるもののようです。

本書では、そういった交渉の場面の例が紹介されたり、交渉スキルを身につける為の練習問題がいくつも紹介されています。

なので「自分には関係ないな」という先入観はひとまず忘れて、是非読んでみてください。
私はとても良い本だと思いました。学校ではこういう事教えてくれませんでしたから。

自分の頭で、『良い交渉をするにはどうしたら良いのか?』を考える。
できなくても、考え方・やり方の解説がきちんと書かれています。

初めはうまく出来なくても、練習を積めばうまくなれる。
私も交渉力を磨き続けようと思います。