転職成功して入社した後になるべく困らないように、独学でどこまで勉強しておいた方がいいのか知りたいな。
そんな風に思っている人は多いのではないでしょうか?
私は先日、実務未経験・実績ゼロの状態でhtmlコーダーとして転職しました。
入社して2週間目ですでに、5つほど簡単なコーディングの仕事を振っていただくことができたんですね。
しかし私と同日に入社した同期と、1ヶ月前に入社した方が少し大変そうなんです。
少し話がズレますが
「Progateやりました!」くらいだと
仮に入社できても、そこからが結構大変だと感じています🤔というのも
私と同日に入社した方と私、先輩から同じ説明を受けても理解するのに時間がかかっているようです入社して2週間のうち
新人用の実案件を振ってもらえる数が全然違う https://t.co/hqAe7UliKS— だりあ@コーダーに転職した人 (@engineer_dahlia) May 17, 2019
先日こういったツイートをしたのですが、これはつまり、私と同期の人が現時点で持っているスキルセットの差かなと感じています。
この記事では、コーダーに転職したい人が、
『未経験から入社してすぐに実践案件に着手できるようにするには、事前にどういった勉強をしておくと良いか』
ということに焦点を当ててお話していこうと思います。
- html・css
- Javascript・jQuery
- scssで書いてgulpでコンパイル
- Sourcetree・GitHubでGit管理
この4点をもう少し深掘りしていきますね。
コーダーに転職して入社後に困らない為に身につけておくべきスキルセット4つ
私が入社のタイミングで持っていたスキルセットは、冒頭で紹介した4つです。
html・css・JavaScript・jQueryの基本を学ぶ【Progateとドットインストール】
まずは大前提。htmlとcssです。
コーダーに転職するのにこれを勉強してないとなると、多分書類選考も通りません。
htmlとcss
本当にゼロから学ぶのなら、無料で初められるProgateとドットインストールで勉強するのが良いでしょう。
ある程度、「コーディングってこんな感じなんだぁ」というのが分かってきたら、次のステップに進みます。
JavaScriptとjQuery
同じくProgateとドットインストールでJavaScriptとjQueryをやってみましょう。サイトに動きをつけるための言語。
ここで大切なのは、『Progateとドットインストールを何周もやりまくっても意味がない』ということです。
この段階は、インプットです。
コードを書くことに慣れる・コーディングとはこうやってやるんだというのがわかる事が1番の目的です。
インプットばかりやっても実際にコードが書けるようになるわけではないんですね。自分で書かないと。
30DAYSトライアル
そこで最適な次のステップは、30DAYSトライアルです。
「WEB制作」というタグがついたトライアルをやってみてください。
1stと2nd、合計60日分の課題が出されており、1日1課題ずつこなしていきましょう。
私は1stは毎日1課題ずつ、2ndは毎日1課題はできなかったものの、2ヶ月かけてこなしていきました。
このトライアルの素晴らしいところは、『コーダーとして企業とお仕事ができるレベル』にスキルアップできるところだと私は思っています。
30DAYSトライアルのおかげでコーダーに転職成功できたし、入社してからすぐに実案件をこなせるレベルになることができました。
もう少し具体的に言えば、
- デザインカンプを見て、自分でゼロからコードを書いてLP(少し違いますが、1ページのWEBサイトと思ってください)を作れる
- 自分で作ったサイトを、デザインカンプ通りのピクセルパーフェクトで書ける
- わからない事があったら、質問できる(無料のサロンがあります)
というところがもう神です。
これらは全て、会社に入社して実際に使うスキルでした。
感謝してもしきれません。
30DAYSトライアル(初めの30日)を終えたら模写を1つやってみよう
30DAYSトライアルの初めの30日分の課題を終えたら、一旦実力試しをしてみましょう。
実際にインターネットに公開されているWEBサイトの模写です。
私はPAS-POLを模写の練習に使いました。
メインビジュアルが別の写真に切り替わったりする動きの部分はとばして、静的なページとして模写するのが良いと思います。
30DAYSトライアル 2nd【JavaScriptとjQueryも】
30DAYSトライアルの後半の30日(2nd)は、もう一度デザインカンプからのコーディングです。
1日分の課題はかなり重めでしたが、こなしていくうちにメキメキ力が付くのが実感できました。
静的なページに動きをつけるために必要なJavaScriptと、そのライブラリであるjQueryも勉強できます。
メインビジュアルをスライダーにしたり、ページをスクロールすると内容がフワッと出現するようにできるようになります。
ここまでやると、最低限のコーディング知識は身につくはずです。
少し大変ですが、毎日すこしずつでもコードを書いて理解を進めておくべきですね。
scssをgulpでコンパイルする
30DAYSトライアル2ndの後半、scss(sass)を使うという課題があります。
詳しいことは、はにわまんさんの『DAY27:VSCodeに「Easy Sass」導入してSassで書いてみる』を読んでください。
30DAYSトライアルでは、テキストエディタはVSCodeを使っているので簡単にsass導入できます。
が、私は転職先がSublimeTextを使っているので自力でgulpをインストールし、コンパイルさせる手順を踏みました。
SourcetreeでGit管理する
Git管理について、独学で勉強しているうちは特に必要性を感じられないかもしれませんね。
私も漏れなくそうでした。
「そんなに複雑なことやってないし、会社に入ってからでいいっしょ!」
って思ってました。
でも、やっておきましょう!
完全に理解しておく必要はありません。『触ったことがある』というのが大切です。
Sourcetreeを使うとやりやすいです。無料ですのでインストールしちゃいましょう。
Sourcetreeの使い方や、Git管理についての詳しいことは下記リンクを参考にしてみてください。
私は入社前に、もくもく仲間のすーちゃん(すー@マークアップエンジニア(Rails勉強中) @belltreeweb )に教えてもらっていました。
30DAYSトライアルでやっている毎日の課題を、Sourcetreeを使ってGit管理しておく練習です。
正直、教えてもらった時は「む、ムズカシイ・・・😇」ってなりましたw
でも会社に入ってから、早速実案件でGit管理しながらお客さんとやり取りするというフローがあったのです。
会社のエンジニアの先輩から、この作業フローについて説明を受けた時、
私と他の新人コーダーさんの反応が明らかに違いました。
先輩「今回の案件はGit管理しながら先方とやり取りしていきます。」
私「なるほど、LPを更新したらその都度Gitに上げてく感じですね。」
同期「Git・・・(何それ・・・どうやるの)」
↑こんな感じですね。同期の人はGitやSourcetreeの名前は知ってはいたものの、触ったことはないようでした。
ハテナが浮かんでいるように見えました。
まとめ|コーディングの基本を学んだら、Gitも触っておく
ではまとめです。
私が実務未経験・実績ゼロからコーダーに転職成功できたのは、この記事でご紹介した4つのスキルを学んだからだと感じています。
- html・css
- Javascript・jQuery
- scssで書いてgulpでコンパイル
- Sourcetree・GitHubでGit管理
コーディングの技術スキルについてはProgate・ドットインストール・30DAYSトライアルでしっかり勉強です。
毎日ちょっとずつでも、コードを書くようにしましょう。
初めのうちは、間が空くと忘れます。本当に忘れます。
30DAYSトライアルの課題は、仕事をしながら勉強するのは少し大変かもしれません。
1日1課題が目標ですが、睡眠時間を削ってまでやる必要はないです。大切なのは、毎日触れること。
そして、仕事が休みの日を使って着実に進めていくのがオススメです。
それが終わったら、gulpでscssをコンパイルさせてみる。SourcetreeでGit管理してみる。Gitの用語を調べてみる。
ここまでやっておけば、転職活動の面接でもスキルをアピールすることができます。
そして、入社後にすばやく実務をこなせる土台になります。
とはいえ、独りで勉強するには限界があります。
ぜひ『東京フリーランスのサロン』に入ってみてください。
質問部屋もあり、自分で調べてもわからないことがあったら気軽に聞くことができます。
東京フリーランスのサロンはSlackというチャットツールを使っています。
まずはSlackをインストールしてからサロンに入ることができます。
この記事で書いたことを参考に、ぜひスキルを伸ばす努力をしてみてください。
あなたの努力の過程を評価してくれる会社が必ずあります。